市政報告 地域を育む世代間の交流 川崎市議会議員 自民党 ひろた健一
来年度から全国の公立中学校で武道が必修化されます。それに先立ち、前回の市議会で私は「専門的な知識・技術が必要な分野なので、地元の人たちを人材として活用し、積極的に教育現場にかかわらせてみては」と提案しました。せっかくの必修化ですから、子どもと地域の大人が積極的にかかわる機会を増やすことで、地域としてのつながりが強くなるはずです。お互いの顔が見える”地域”となり、ひいては犯罪抑止などにも効果が期待できます。
菅の獅子舞
今年も9月11日に菅の獅子舞が盛況のうちに行われました。鎌倉時代から続くとされる由緒ある行事で、01年より、神奈川県指定無形民俗文化財に指定されています。
伝統芸能が代々地元の青年により継承されてまいりましたが、近年は地元の小・中学生が笛を、3年前から中学生が舞子を継承し、伝統芸能を守っています。
同日は、獅子舞とともに奉納される子ども相撲も行われ、子どもたちの取組に熱い声援が送られました。
人から人へと伝わる重要性
こういった伝統をなくし、多世代の交流の場を損なうのは地域にとって大きな損失といえます。一度途絶えてしまうと再開するのは容易なことではありません。伝統芸能は、昔から直接地域の大人たちが子どもに指導することで、行われてきました。そのため教える過程で世代を超えた交流も生まれ、郷土への愛着も育ちます。こういった地道な活動が地域を活性化し、人間関係を育みます。
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5月3日
4月26日