今年度、川崎多摩ライオンズクラブの会長を務める 石井 利也さん 中野島在住 64歳
地域の役割、自然体で
○…川崎多摩ライオンズクラブ入会から20年目で2回目の会長を務める。昨年4人の新会員を迎え、26人となったクラブでは今年度から、会員が独自に始めた「子ども食堂」へ支援、協力することを決めた。「幸せだから笑顔になるんじゃない。笑顔だから幸せが来る」という言葉が好きで、今年の活動テーマにも掲げている。就任から2カ月、会員増強の課題を抱え2回目の舵取りが始まっている。
○…障害者のための複合施設を運営する川崎授産学園の利用者を招いての「梨狩り」や明治大学生田キャンパスでの「献血」など、長年続けている奉仕活動が多い。18年続く献血は、採決量、参加人数、回数が県下一となり日本赤十字社からの推薦を受け一昨年、厚生労働大臣表彰を受賞した。「なかなかないことだから嬉しかった。携わるたくさんの人が協力してくれたからこその結果」
○…中野島の農家に生まれた。学生時代は父に対する反抗心が強く「精神的に親から独立したい」との思いから大学卒業後に生花店「グリーンパーク」を起業。商売を始めた。中野島商店会会長時代に「災害時に地元の各組織が連携して動くためには、役員同士の普段からの顔つなぎが必要」と考え「中野島音楽祭」を企画。町会会長や地区社会協議会会長らと協力し第1回目を開催した。「イベントを通してスタッフ同士顔見知りになる。皆さんに協力してもらって、お祭りの手作り感が気に入っている」
○…「中野島音楽祭」は今年、10周年を記念しパレードを計画。公道を30分間通行止めにするため、地域の代表として関係各所を奔走した。「皆に喜んでもらうのが好き。頑張ってるところはあんまり見せたくないな」とはにかむ。クラブや商店会の他にもPTA会長や消防団など様々な団体で長年活動した経験を持つ。「地域で役割を担うのは当たり前のこと。気負いはない。地元の人間が助け合っていかなくちゃ」
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5月17日
5月10日