市政報告 来年度予算案の特徴は「コロナ禍でも市民生活切り捨て予算」 日本共産党 川崎市議会議員 井口まみ
2月28日、テレビ神奈川の「予算審議を前に」という番組に出演しました。川崎市議会の4つの会派の代表が来年度予算に対する評価を述べるもので、55分のなかの10分で、共産党としての意見を述べました。
◆「コロナ後をみすえた」というが
最初に来年度予算案の特徴を一言で、と問われ「コロナ禍でも市民生活切り捨て予算」としました。市長は記者会見で「コロナ後をみすえ、未来への希望を予算にした」といいました。
しかし、今一番の問題は、コロナ禍で苦しんでいる市民生活ではないでしょうか。市のコロナ対策の予算は、国や県の施策の市負担分がほとんどです。減収に苦しんでいる病院への支援も、経営の危機にある市内中小企業への直接支援も市独自には1円もありません。今の目の前の市民の命や暮らしをどうするのかということに、あまりに目が向いていないのです。
コロナで税収が減って「財政が厳しい」といいますが、予算案では、国からの交付金は増えており、減債基金という積立金もあって、歳入は確保されています。不要不急の大型開発には、今まで通りの予算がついています。さらに減債基金を活用すれば十分に市民生活を守ることはできるのです。
◆いま必要なのは十分なコロナ対策
無症状の感染者を見つけ保護するために、広く検査を行うことが必要です。保健所の職員を増やし、医療機関に財政支援を。また、だれ一人コロナで生活の糧を失うことがないように支援をする。そのための予算をしっかり組むことが、市長に求められています。わずか10分にそんなことをたくさん詰め込んで話しました。
市民の皆さんのご意見をぜひお寄せいただきたいと思います。
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4月26日