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多摩区版 公開:2021年8月13日 エリアトップへ

区画整理が進む登戸で、まちの写真を撮影し、SNSで残そうと活動する スミ ナツコさん(本名:鷲見 菜津子) 枡形在住 36歳

公開:2021年8月13日

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原風景に思い重ね

 ○…徐々になくなっていく、愛着ある登戸のまちの景色に寂しさを抱き、写真に撮ってアルバムのように保存する活動を考案。「昔と今。住んでいる人たちをつなぐことができたら」。インスタグラムに写真を投稿し、賛同してくれる仲間からも写真を募集。出会いと縁を大切に、少しずつ活動の幅を広げる。

 ○…生まれは麻生区だが、家族で過ごした祖母宅のある登戸が、幼少の記憶にある原風景だ。バスのタイヤの高さと同じくらいの背丈だったころ。今はなき向ヶ丘遊園でキャラクターショーを観てスケートに興じ、モノレールに乗車。昨年閉店したダイエー向ヶ丘店も行きつけの一つだった。高校時代は友人と遊園駅周辺で過ごすなど、日常生活にはいつもこのまちの風景があった。

 ○…父親がシステムエンジニアで、自宅にあったパソコンで幼少から動物など絵を描いていた。デザイナーから絵本作家になった五味太郎さんに感銘を受け、3次元コンピューターグラフィックスの専門学校へ進み、商業パッケージをデザインする都内の個人事務所に就職。「デザインで地元に貢献したい」。その一心で2017年に独立した。グラフィックデザイナーとして、地元アーティストのCDジャケットやバレエ教室の公演プログラムを製作。その傍ら、実家のある麻生区や横浜市内で芸術イベント等の一員として、チラシやロゴ、サイト作りに精を出す。「いずれは多摩区でも」と心を寄せる。

 ○…仕事以外の写真歴はまだ数年。時には娘2人を構図に入れ、街中で気ままにシャッターを切る。3年前、3枚組の写真が多摩区フォトコンテストで入賞。翌年には、駄菓子屋前で収めた一枚が「まち並み部門」の最優秀賞に輝いた。ふとした一瞬を、切り取る。

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