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多摩区版 公開:2016年8月12日 エリアトップへ

市内の観光資源 活用へ 生田緑地 新計画の拠点に

社会

公開:2016年8月12日

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生田緑地(上)と等々力の市民ミュージアム
生田緑地(上)と等々力の市民ミュージアム

 川崎市内への新たな集客や交流促進を掲げた施策として、市では10カ年計画「新・かわさき観光振興プラン」を今年度から始動。生田緑地(多摩区)や川崎工場夜景(川崎区)、等々力エリア(中原区)など市内各地の観光資源を生かした取り組みを進めている。

 この計画は2005年策定のかわさき観光振興プランを受け、新たな観光施策の指針として設定。目標項目の一つ「世界に通用する観光づくり」の中で、臨海部を中心にした従来の産業観光に加え、生田緑地が初めて戦略に盛り込まれた。

 「まずは4年後の東京五輪に向け、計画の進ちょくや成果を1年ごとに点検していく」と市担当者。生田緑地運営共同事業体は「市や地域住民らと協力して役割分担しながら、計画に掲げられている課題に貢献したい」としている。

 生田緑地では商店会役員や住民らを交え、月1回のマネジメント会議を開いており、今年は生田緑地の「ブランド化」を主要テーマに設定。市の整備事務所は「緑地全体の魅力とサービス向上の施策を来年、再来年に実現できるよう議論を進めていく」としている。

工場夜景の日記念ツアーも

 川崎市を含む全国7都市が2月23日を「工場夜景の日」と定め、約半年が経過。一般社団法人川崎市観光協会では、制定1周年に向けて記念日を周知するイベントなどを計画している。同協会が工場夜景ツアーを2010年に始めてから7年目を今年迎え、記念ツアーも検討中だ。同協会の亀山安之観光プロデューサーは「ブームは続いており、市場は広がっている実感がある。工場夜景を通して『汚い、暗い』といったマイナスイメージを『きれいで美しい』といったプラスに変えていきたい」と意気込む。

 市の中央部に位置する等々力緑地は、等々力陸上競技場、市民ミュージアム、とどろきアリーナなど市の大型施設が多数点在。施設の老朽化もあり、5年前に策定された再編整備実施計画が進められている。

 各主要施設の整備のほか、緑地内の動線、アクセス改善にも着手する。現在は硬式野球場、府中街道に面する正面広場が整備されており、今後はじゃぶじゃぶ池、新中央園路などが順次整備される。市担当者は「再編計画はおおむね10年の予定。工事の進ちょくを踏まえ2021年をめどに改定する」と展望を話す。

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