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多摩区版 公開:2017年2月3日 エリアトップへ

2016年度「第29回市自治功労者」として表彰された 吉田 輝久さん 生田在住 74歳

公開:2017年2月3日

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皆と楽しむ「まちの番頭」

 ○…地域福祉や住民自治に熱心に取り組み、貢献した人に贈られる自治功労者に選ばれた。「あたしでいいのかな、という気持ち。(受賞を)聞いたときは驚いたけど、嬉しかった」。生田地区にある五反田自治会で10年以上にわたり会長を務める。その傍ら、区町会連合会や区自主防災組織連絡協議会の副会長など、地域団体の役職を兼任してきた。「外に出て奔走するのが苦じゃない。人のために動くのは好きだね」

 ○…自身のライフワークともいえるのは自治会活動。五反田川を中心に、鯉のぼりや七夕など季節の飾り付けをしたり、雑草が生い茂る小道に花壇を整備したり、美化活動やふるさとの風景づくりに取り組んできた。さまざまなアイデアは町会メンバーからの提案を形にしたものだ。「あいつに言ったってしょうがない、とは思われたくない。持ってきてくれるアイデアは、何にせよ紹介して話し合う。すると、皆がどんどん進めてくれるんだよ」

 ○…川崎市の職員として定年まで勤め上げた。印象的だったのは、30歳ごろ配属された市民局で聞いた局長の訓示。「君たちは市の番頭さんだよ」という言葉が深く心に刺さった。「とにかく親切にお客さんに接して丁寧にご案内するように、という意味だと思った」。その言葉は、現在まで続く自身の基本姿勢だ。「いろんな苦労があったけど、市民局時代にいろんな人の相談を直接聞いてきたことは、今の糧になっているね」

 ○…街中を動き回る元気の秘密は、定年退職時から始めた水泳。平日に毎日最低500メートルを泳ぐ。「運動して家に帰って、テレビ見ながら一杯呑むのが至福の時」と楽しそうに語る。現在の目標は、五反田川の水をきれいにすること。銛でフナをついたり流し針でうなぎを釣った少年時代の思い出に目を細める。「今の子どもさんたちにも故郷を感じてほしい。まちの番頭として、皆が困っていることは解決していきたい」

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