神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2018年8月31日 エリアトップへ

フットバッグ石田太志選手 競技球 川崎F仕様に 世界王者が監修、商品化

スポーツ

公開:2018年8月31日

  • X
  • LINE
  • hatena
世界大会のシングルルーティン部門で、決勝に挑む石田さん。左足で蹴っているのがバッグ=本人提供
世界大会のシングルルーティン部門で、決勝に挑む石田さん。左足で蹴っているのがバッグ=本人提供

 お手玉のような直径約5センチの球(バッグ)を両足で落とさずに蹴り、連続で多様な技を繰り出す競技「フットバッグ」。7月の世界大会で初代総合王者に輝いた石田太志さん(34)=横浜市旭区=が監修する、J1川崎フロンターレ仕様のバッグが公式グッズとして今月9日に発売された。

 足を負傷した患者のリハビリが元で、米国で1972年に誕生したフットバッグには、約2千種類の技があるという。競技としては30秒間で高難度の技を積み上げて得点を争う「シュレッド30」や、フィギュアスケートのように音楽に合わせて2分間演技する「シングルルーティン」が主流だ。

総合V、殿堂入り

 石田さんは大学在学中の2004年に世界大会(中級者クラス)に初出場して以来、9回目の挑戦で公式4部門のうち1部門制覇と総合優勝を勝ち取った。各国から30人近くが集まった今大会に、石田さんは唯一の日本人選手として参戦し、予選を経て決勝へ。「シュレッド30」を制覇したほか1部門で2位、2部門で4位に食い込み、今大会から設けられた総合王者の座についた。さらに選手として過去45年の歴史で79人という殿堂(BAP)入りも果たした。

 競技歴15年で、2011年からプロ選手として独立。世界を舞台に戦う国内唯一の選手として各大会に挑むほか、イベント出演や講演、スクール運営、バッグ生産など普及活動にも各地で力を入れている。「子どもも大人も街のあちこちでバッグを蹴っている、そんな風景が日常になれば嬉しい」

競技普及へ一手

 今回誕生した「フロンターレ・フットバッグ」は、同クラブのグッズを手がける町田市の雑貨店と石田さんとの縁がきっかけで実現した。チームカラーの黒と水色を使った、ロゴ入りの仕様で2種類。1個1944円で、フロンターレの公式グッズ店「アズーロ・ネロ」(中原区)、ホームゲーム開催時の等々力陸上競技場で販売されている。

 監修する石田さんは「場所を選ばず、1人でも複数でもできる。趣味としてはもちろん、トレーニングとしても老若男女に楽しんでもらえれば」と期待を込めた。

フロンターレ公式グッズとして発売されたバッグ(上)。大会のメダルを手にする石田さん
フロンターレ公式グッズとして発売されたバッグ(上)。大会のメダルを手にする石田さん

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

共同参画の意識に変化

すくらむ21

共同参画の意識に変化

アンケート結果を発表

5月17日

「第4期」の5年で半減

川崎市

「第4期」の5年で半減

ホームレスの支援計画

5月17日

女性議員16人が連携

川崎市議会

女性議員16人が連携

課題共有し、政策提案へ

5月10日

「あさおSDC」が始動

「あさおSDC」が始動

8つの機能で課題解決へ

5月10日

大きな舞台で落語に挑戦

多摩区の演劇少年少女

大きな舞台で落語に挑戦

伝統文化学び、笑い届ける

5月3日

「想定超」の4万7000人

川崎市健康アプリ

「想定超」の4万7000人

企業活動、口コミで拡大

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月17日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook