神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2021年3月26日 エリアトップへ

民家園・市バスで周遊券 アプリ連携、沿線活性へ

経済

公開:2021年3月26日

  • X
  • LINE
  • hatena
小田急のアプリ「EMot」
小田急のアプリ「EMot」

 川崎市と小田急電鉄(株)は、日本民家園の入園券と市バス1日乗車券をセットにした周遊券「生田緑地おでかけチケット」を今月25日に発売した。交通サービス等をまとめた同社の専用アプリで使える電子チケットで、地域資源を生かした沿線の価値向上を目指す。

 今回活用するのは、さまざまな交通手段を一つのサービスに統合する仕組みを採用し、小田急電鉄が提供するアプリ「EMot(エモット)」。川崎市と同社が、2016年の包括連携協定に基づき今月発表した「小田急沿線川崎エリアまちづくりビジョン」の第1弾企画として実現した。

 「生田緑地おでかけチケット」はスマートフォン等の画面で提示することで、日本民家園への入園と市バス乗車ができる。チケット価格は大人1010円で先着1千人まで500円、子どもは260円。市と同社は、魅力的な地域資源を生かした回遊性の向上について、ICT(情報通信技術)を活用して実証、検証するという。「今後も『まちづくりビジョン』のもと、小田急線沿線の地域内での移動機会を提供し、沿線の価値向上に官民連携で取り組む」との方針を示している。

登戸区画整理・遊園計画に力点

 川崎市と小田急電鉄がまとめた「小田急沿線川崎エリアまちづくりビジョン」は、コロナによる市民生活の変化などを踏まえて策定。国土交通省の取り組み「鉄道沿線まちづくり」の支援のもと、課題等を整理した。

 沿線川崎エリアを取り巻く環境として両者は、市が進める登戸土地区画整理事業や、同社が「商業施設」「温浴施設」「自然体験」をキーワードに整備する向ヶ丘遊園の跡地利用計画に着目している。

 遊園跡地の計画について、市担当者は「地域にとって影響力がある大きな事業」とし、「日本民家園と市バスによる周遊チケットの試みをきっかけに、他施設との連携も将来的に模索できれば」との展望を示す。

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

共同参画の意識に変化

すくらむ21

共同参画の意識に変化

アンケート結果を発表

5月17日

「第4期」の5年で半減

川崎市

「第4期」の5年で半減

ホームレスの支援計画

5月17日

女性議員16人が連携

川崎市議会

女性議員16人が連携

課題共有し、政策提案へ

5月10日

「あさおSDC」が始動

「あさおSDC」が始動

8つの機能で課題解決へ

5月10日

大きな舞台で落語に挑戦

多摩区の演劇少年少女

大きな舞台で落語に挑戦

伝統文化学び、笑い届ける

5月3日

「想定超」の4万7000人

川崎市健康アプリ

「想定超」の4万7000人

企業活動、口コミで拡大

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月17日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook