地域イベントを始めて3周年を迎える飲食店「ポトス」の店主 小野里 智雄さん 宿河原在住45歳
地域情報の交差”店”
○…「宿河原には新住民の人たちも多い。そういった人たちを巻き込めば新たなネットワークができるのでは。お店を通じて町を知ってもらいたい」。宿河原駅からすぐのところにあるポトスはレストランでありながら、イベント会場さながらの賑わいをみせる。フリーマーケットや手作り品の販売など、定休日には色々なイベントが行われる。1日限定のフリーマーケットは200人から400人の人が訪れ、入場制限を行うほどの盛り上がりを見せる。
○…毎週日曜日の夜には音楽イベントを行っている。ジャズにポピュラー、クラシックなど音楽のジャンルは様々。中学校教師のロックバンドや、地元高校生のギターアンサンブルなど、地域の人たちが主役だ。ライブの合間には、少年野球の監督や地元のお店のスタッフなど地域で活躍している人を紹介するコーナーも。稲田中学校出身の阪神の平野恵一選手が登場したこともある。
○…ずっと住んできた宿河原に恩返しをしたいという思いがある。そんな気持ちから地域イベントをスタートした。ポトスを通じて町を知ってもらうことで、人と人とをつなぐ架け橋になりたいと考えている。イベント開催日でも、関係者以外の一般客が来て一緒に楽しむことも多いという。店内にはギターやドラムなどの楽器もそろっている。「イベントをした人から、次の人が使えるようにとプレゼントされたものです」
○…4月から宿河原駅前商店会の理事に就いた。おもにイベントを担当する。先日は稲田中学校のOBのボクサーを招いて講演会を行った。「お祭り的なイベントを地域の人と協力してできれば」。フロンターレの後援も行う予定だ。ポトスで開いているような音楽のイベントも将来的には商店街を巻き込んで行っていきたいと考えている。「大型店も周りにたくさんある時代。どうやって愛される街づくりをしていくかが課題です」
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5月3日
4月26日