多摩区版 掲載号:2012年5月25日号
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多摩科学クラブ代表として子どもたちに科学の楽しさを伝えている 古谷 睦男(ふるや むつお)さん 中野島在住 65歳

楽しさから生まれる科学を

 ○…「いくら科学を教えたいといっても、人がいなくては始まらない。だから”営業”からはじめた」。構想から半年間かけ、昨年12月にクラブを立ち上げた。PTAの役員を務めた小学校にかけあったり、色々な人に相談を持ちかけたりと「使えるコネは全部使った。自分から行動しないと向こうからは来ない」。電気・通信の技術者を集めて、地元の子どもたちに科学の楽しさを伝えている。声がかかれば、区内の小学校を中心に教室を開く。

 ○…ユニークな教え方が評判だ。電子回路づくりでは半田ごてを使わず、銅箔の上にセロテープで電子部品を貼り付けていく。消費電力の違いをひと目でわかるようにと、電球とLEDの回路にはメーターを取り付けて子どもたちの興味を引く。「理屈抜きで面白く、分かりやすいことが重要。科学離れなどといわれているが、理科に興味を持つ子は絶対にいるはず」

 ○…子どもの頃、工作に熱中した。近所の工場に遊びに行ってラジオを自作した思い出が今でも記憶に残る。中学校では数学の教師に影響を受けて基礎の大切さを学んだ。「教え方の上手な先生でね。携帯電話もテレビも電子回路でできている。でも元を作ったのは人間。だからこそ基礎が大事」。クラブ立ち上げの際にはその恩師にも相談した。「昔は何でも分解すれば中身が分かった。今は小型化が進み、身近なものを通じて電気を知る機会が失われている」と訴える。

 ○…小学校以外にも自治会活動の一環として子どもに教えたり、区外へ出張したりと、活動の裾野が広がり始めた。これからの構想には、古い電子部品を集めて学校を巡る移動博物館、高齢者施設の入居者に地元の映像をライブカメラで楽しんでもらおうという仕掛けも考えている。アイデアは次から次へと膨らむばかりだ。「メンバーもみんな世間の役に立ちたいという思いが強い。目的があると張り合いも出てくる」
 

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