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多摩区版 公開:2014年2月7日 エリアトップへ

「たま文化財ボランティアの会」の代表として区内の文化財の記録を残している 佐藤 昭さん 堰在住 68歳

公開:2014年2月7日

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「知る楽しみが尽きない」

 ○…「たま文化財ボランティアの会」では、1979年に市が調査した多摩区内にある700体の石造物のデータを再調査し、記録に残している。石造物の場所や移動した経緯などを辿る作業だ。「忘れられているものを掘り起こす作業。遠くに行かなくても、自分たちの足元にもいいものがある」。4月からは啓発のための多摩区の文化財めぐりなどを開催する。秋の文化財公開にはガイドとして立ち会う。「会の活動を通して、個人では閲覧できないものも見られることがある。それも楽しみの一つ」

 ○…代表を務めて今年で8年目。06年の市民講座を受講したのがきっかけで会が発足した。現在は16人の男女で活動している。まずは事前にどんな石造物なのか、いつの時代の物なのかなどを調べてから現物を見に行く。眺めていると「どうしてこういったものを作ったのだろう」という疑問がわき、また調べる。「現物を実際に見に行くのが一番の楽しみ」と目を細める。

 ○…「化学」が好きで大学は工業化学を専攻し、仕事も化学関連の企業に就いた。サラリーマン時代は朝早く出勤し、帰宅が遅くなる日も度々あった。休日はひたすら休むという日々。「いわゆる『川崎都民』だった。地域のことは何も知らなかった。定年を機に地元を勉強したいと思った」という。文化財を調べていくと仕事との共通点に気付いた。目の前のものを理解しようとする姿勢だ。「文化財の持つ歴史や背景を知ることは、化学の実験データを読むことと似ている」

 ○…区内の「現場」には自転車で向かう。約50年続けた合気道のおかげか、健脚だ。美術館や博物館めぐりも好きで、東京国立博物館の年間パスポートを持っているほど。石碑の文字を理解できればと「最近は古文書を読む講座にも通っている」と目を輝かせる。文化財を通して様々なものに興味がわく。「知らなかったものを知りたい。知る楽しみが尽きない」

「バンバンなら私もいける!」

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