多摩区版 掲載号:2021年1月8日号 エリアトップへ

市政報告 言葉だけでない本当の支援を 川崎市議会議員 かがみまさひこ

掲載号:2021年1月8日号

  • LINE
  • hatena

 昨年12月、本市で生後15日の長男を殺害したとして母親が逮捕されるという痛ましい事件が起きました。逮捕された母親は、「育児に悩んでいた」と証言。報道によると、事件が起きる数日前に本市が行った「新生児訪問」の際には、特に変わった様子がなかったとのことです。

 少子化や核家族化の進行により、自分の子どもが生まれるまでに育児はもちろんのこと、こどもと接触したことがない母親も多く、そのため育児不安やイライラ感、負担感を感じることはごく当たり前のことです。さらに晩産化が進む中で、高齢となった実父母から支援を受けられない場合も多いのが実情であり、加えて、新型コロナウイルス感染症の影響により、里帰り出産できない方や、面会禁止により孤独に出産した母親も多くおります。

 国立成育医療研究センターが行った調査によると、2015年・16年の2年間で産後1年未満に死亡した女性の死因で最も多いのが「自殺」であり、「産後うつ」が原因の一つと考えられています。データ(表【1】)では、産後うつになりやすいといわれている産後4カ月までが多くなっていますが、注目すべき点は8、9カ月頃の自殺者数が多いことであり、産後うつではなく、育児期の疲れなどを要因とする「育児うつ」が影響していると考えます。

 メンタルヘルスケアに問題がある妊産婦の多くは、「自身が危険な状態にあることを認識できていない」ことも分かっています。認識できていない人に「一人で抱え込まずに相談しましょう」と促しても、そのメッセージは届きません。つまりアウトリーチ型 (こちらから手を差し伸べる)支援が必要です。

 児童虐待根本解決の観点、妊産婦を孤立させないためにも、現在の「産後ケア事業」の対象者を現在の生後4カ月未満から1年に延長すること、現状訪問回数が1回である「乳幼児家庭全戸訪問事業」の制度拡充等について、「切れ目のない支援」を提唱する本市に対し、言葉だけでない支援をしていただくよう昨年12月の議会で強く要望しました。

各務雅彦

川崎市多摩区南生田5-14-11

TEL:044-948-7840

https://kagamimasahiko.com/

多摩区版の意見広告・議会報告最新6

「より健康的な暮らしを」

意見広告

「より健康的な暮らしを」

〜ハーム リダクション・ライフスタイルへシンポジウム開催のご案内

4月9日号

今、改めて「子どもたちの最善のために」!

市政報告

今、改めて「子どもたちの最善のために」!

みらい川崎市議会議員団 露木 明美

4月2日号

じもと応援券「事務委託費・総額9億7千万円」に異議あり!

市政報告Vol.4

じもと応援券「事務委託費・総額9億7千万円」に異議あり!

〜予算を組み換える動議を議会で市長に提案!〜川崎市議会議員 無所属 吉沢章子

4月2日号

新型コロナ対策に積極提言‼

市議会報告 みらい川崎市議会議員団

新型コロナ対策に積極提言‼

3月26日号

他市に学び、川崎市政を少しでも前へ

市政報告

他市に学び、川崎市政を少しでも前へ

川崎市議会議員 上原まさひろ

3月26日号

新型コロナワクチン接種は安全かつ確実に!

市政報告

新型コロナワクチン接種は安全かつ確実に!

公明党 川崎市議会議員団 河野(こうの)ゆかり

3月26日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月16日0:00更新

  • 4月9日0:00更新

  • 4月2日0:00更新

多摩区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

多摩区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年4月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter