五反田川・多摩川の治水対策の徹底を。危機管理体制強化の実現。 市政報告 Vol.7 災害でひとりの命も失わないために 川崎市議会議員 無所属 吉沢章子
桜咲く新年度となりました。治水対策などについてご報告いたします。
五反田川の治水対策では、約30年を要した下流域の放水路整備事業についてようやく令和5年度の完成が見えてきました。大作、栗谷、五反田地区を流れる上流部について、以前よりその形状から洪水の危険性が高いと指摘してきましたが、改めて工事の必要性を質したところ、河川改修検討費約680万円が計上され今年度検討に入ることとなりました。
多摩川については、布田に位置する上河原堰堤の老朽化(築50年)を指摘し改善を求めていました。その結果、今年度は約1億7千万円の予算で機械・電気施設の更新工事、令和5年度から耐震補強工事が順次予定されることとなりました。
一方で、河川敷を歩くと山のような砂利が目につきます。国の緊急治水対策プロジェクトでは、令和6年度までに堆積土砂など198万㎥の掘削を行うとしていますが、調べると昨年度末で31万㎥・進捗率16%という低調さが明らかに。河川工事は出水期(6月〜10月)には行えず、実質あと1年半で100%を達成するのは至難の業と指摘しました。砂利の掘削は洪水対策の根幹であり、特に多摩区は上河原堰堤と宿河原堰堤に挟まれ土砂が堆積しやすい流域であることから、国に強く働きかけるよう市長に要望しました。この現状を踏まえ、洪水ハザードマップ該当地域の皆さまはご自宅からの避難場所・避難ルートについて再度確認をお願いいたします。
危機事象対策における川崎市の司令塔が「危機管理室」です。風水害・地震・火山噴火などの災害対策や感染症対策など増大する危機に対し、体制の強化について提言し続けてまいりましたが、今年度より「危機管理本部」への昇格が決まり市の防災力が向上することとなりました。
いのちを守る対策は私の最重要政策であり最多数の質問をしてまいりました。あってはならない戦争や環境も経済も、地球上で起こることに「対岸の火事」はないことを痛感する日々です。平和を希求し、これからも現場を歩き皆さまと知恵を出し合い、希望を持って取り組んでまいります。
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4月26日
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