2月11日に区役所でイベントを主催する「多摩区まちづくり協議会」の会長 本多 正典さん 枡形在住 67歳
区民の役に立てれば本望
○…多摩区を元気にしようと区民自らがまちの課題を解決する自主活動「多摩区まちづくり協議会」を6年に渡って支えてきた。昨年6月からは同会の会長となり、会議の進行や行政との調整役を務める。2月11日(祝)には多摩区役所と協働でまちづくりを実践する市民団体の活動を紹介するイベント「まちカツ!たまサロン」を開催する。そのため準備に余念がない。「微力ながら区民のみなさんのお役に立てれば本望」
○…同イベントでは活動内容の発表と3つの団体「長沢ひろば」「のぼりとゆうえん隊」「岡さんのいえ TOMO」の事例を紹介する。意見交換も行う予定で「どんなアイデアが出てくるのか、今から楽しみ」と微笑む。他都市との交流も活発になってきた。昨年は初めて相模原市緑区城山地区から視察を受けた。「区民に参加してもらう方法を知り合う交流は刺激になる。今後も続けていきたい」
○…仕事ばかりの半生だった。大手企業で意欲的に働き、60歳で定年退職するまで「地域に目を向けたことはほとんどなかった」。今後何をしようかと考えていた矢先に「かわさき市政だより」で同会の存在を偶然知った。ボランティアの仕組みに最初はとまどったという。「会社は上司がいて彼らが決めたことは絶対だったが、ここに上司はいない。自由に発言できるぶん結論が出づらい」。今はそんな雰囲気にも柔軟に対応できるようになり、地域の課題解決に向けて取組む。
○…メンバーを取りまとめる傍ら、自身もプロジェクトのひとつ「世代間の交流ができるコミュニティセンターをつくろう」の一員として活躍する。こども文化センターやわくわくプラザとの連携・協力を通じて小中学生と交流してきた。「周囲にどんな子どもが住んでいるのかも分からないのでは寂しい。もっと区民に活動内容を知ってもらい、子どもから大人まで絆を深めていけたら」と活動に思いを込めている。
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5月3日
4月26日