専修大学サッカー部を全国優勝に導いたキャプテンの 庄司悦大(よしひろ)さん 麻生区在住 22歳
注目されるほどやる気に
○…昨年5月から12月まで行われた関東大学サッカーリーグで主将として専修大学を優勝に導き、続く全日本大学サッカー選手権では初出場で優勝を果たした。両大会とも個人として最高の賞を獲得した。「勝利を重ねるごとに応援などで多くの人に見られているのを感じた。でもいつもどおりのサッカーをすれば勝てる自信があったからプレッシャーはない。むしろ、多くの人に見てもらいたい」
○…ポジションはボランチ(中盤)。「1番ボールが回ってくるポジション。ここから攻撃が始まる起点」。試合全体を見回して、パスを出すことでチームを導いていく。それだけに指示も出すことも多い。「言わないで負けるのはいや。負けず嫌いなので他の選手への要求も高くなる」。そんな姿勢が厳しい態度で表れることも。「後輩にとっては、自分は怖い先輩だったはず。でも優勝したときは後輩たちから感謝された。それがうれしかった」
○…サッカー選手を目指そうと心に決めたのは小学生のとき。父親とプロの試合を見に行き「たくさんの観客がいた。自分もあの中でプレーしてみたいと思った」。サッカー教室の監督をしていた父に小学校1年生から厳しく指導されたおかげもあり、県の選抜チームに選ばれた。しかし、「自分以外にもうまい選手はたくさんいる。でもその中で1番になりたい」。高校、大学とステージを上がるごとに周囲のレベルも高くなったが、誰にも負けたくないと思い続けた。
○…来期からJ2に昇格する町田ゼルビアに入団することが昨年末に内定。ゼルビアにとっても初めてのJリーグだ。現在、経済学部4年生。卒業を待たずに今月23日からプロでの練習が始まる。「新しい環境でサッカーができるのがうれしい。厳しい世界だからこそ覚悟して、結果を出していきたい。プロになるからには、地域の人には常に見られているという自覚をもっていきたい」
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5月3日
4月26日