神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2016年9月30日 エリアトップへ

市政報告 子どもの貧困、実態把握を 川崎市議会議員 自民党 ひろた健一

公開:2016年9月30日

  • LINE
  • hatena

 日本では現在、子どもの6人に1人が貧困と言われています。しかし、見た目ですぐに貧しいことがわかるような子は少なく、実態と実感が未だ一致しないという人も多いのではないでしょうか。

 冒頭で示した数字は、平均所得の半分以下の世帯で暮らす18歳未満の割合を指す「子どもの貧困率」です。厚生労働省によると、2012年は16・3%で、調査を開始した1985年の10・9%と比べて1990年代の半ばごろから上昇傾向にあり、過去最悪となってしまいました。

 非正規雇用やひとり親世帯などで低収入の子育て世帯が増えたことが社会的背景と考えられています。

 これに対応するため、国では2013年に「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が成立し、2014年1月に施行されました。

川崎市、初の大規模調査へ

 川崎市では具体的方針の一つ「川崎市子ども・若者ビジョン」の中で、貧困への対応として「生活が困窮しているために自分の居場所を見いだせない子ども・若者への支援」や「子どもの貧困対策と世代を超えた貧困の連鎖の防止に向けた取組」を推進することを明記しています。しかし市では、市内のひとり親世帯の進学率や就職率、奨学金制度の周知状況、低収入世帯の生活実態など、詳細が把握できていない部分もあります。このため、川崎市でも具体的な生活実態を把握するため、初の大規模な実態調査を行うことが決定しています。

 私自身、地域のこども会会長や学校でPTA会長を務めた経験から、子どもの貧困問題は教育や就労、経済的困窮など多くの問題につながっていると考えています。だからこそまず、正確に実態を把握することが有効な施策へとつながります。

 また、貧困対策は行政による経済的な支援だけでなく、家族や友達、地域とのつながりなどを通した精神的な支援も不可欠です。

 全ての子どもたちが、生まれてきた環境や経済状況に関係なく、十分な教育を受け、経済的な自立に向けて成長できる社会を実現していかなくてはなりません。そのためには市民一人ひとりが問題意識を持ち、地域ぐるみで支えていく仕組みが必要です。

ひろた健一

TEL:044-200-3357

http://xn--f9jubzer12mtrc.net/

多摩区・麻生区版の意見広告・議会報告最新6

新本庁舎に移動式介助用ベッドが配備されました!

連載111

新本庁舎に移動式介助用ベッドが配備されました!

みらい川崎市議会議員団 こば りか子

4月19日

県立麻生支援学校の卒業式と入学式

県政報告㉖

県立麻生支援学校の卒業式と入学式

神奈川県議会議員 小林たけし

4月19日

神奈川県農業の現場を歩く

県政報告㉕

神奈川県農業の現場を歩く

神奈川県議会議員 小林たけし

4月12日

生田地区コミュニティ推進事業について

市政報告【11】

生田地区コミュニティ推進事業について

みらい川崎市議会議員団 嶋田和明

4月5日

インクルーシブ教育とは?

県政報告㉔

インクルーシブ教育とは?

神奈川県議会議員 小林たけし

4月5日

来年度予算を審議する第一回定例会終了

市政報告【5】

来年度予算を審議する第一回定例会終了

〜新人議員1年目の総決算として〜 みらい川崎市議会議員団 田倉俊輔

3月29日

【ナイスオン】【バンバン】

【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替

https://www.niceon-golf.jp/ http://www.prime777.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook