神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2018年2月16日 エリアトップへ

多摩区内で唯一のイチゴ農園「BUNKAEN」を開いた 北見 純一さん 枡形在住 37歳

公開:2018年2月16日

  • X
  • LINE
  • hatena

我が道行く、挑戦心

 ○…「イチゴ屋さんの常識にはまらないように、自分の思ったことをやろう」。ビニールハウス内を土足禁止にしたり、もぎ取りの道具を工夫したりと「北見流」の農園づくりを進めてきた。一昨年の夏に準備を始め、市内農家の助けも借りながら今季開園。収穫のタイミングを重視し、完熟状態での直売にこだわる。イチゴ狩り開始も目前だ。「まずは、味をどれだけ高められるか追求したい。知る人ぞ知る農園にできたら」

 ○…大卒後、自動車教習所の教官としてサラリーマン生活を送り、家業のナシ農家については「30歳過ぎたら…」と考えていた。そんな最中、父親が他界。28歳で右も左もわからないまま就農した。「最初の数年は枝を切ってしまったり、収穫のタイミングを誤ったり」と苦戦の日々。縁あって県内のナシの研究会に入り、全国の生産者が集まる場に参加するなど、知識をつけながら成長を続けてきた。小面積での栽培に限界を感じる中、市内の若手に広がりつつある施設栽培に注目。「甘いものを作るノウハウはある」。イチゴ栽培への挑戦が始まった。

 ○…2人の妹がいる長男。東生田小に通っていたころは、自宅近くの山が遊び場だった。「基本、人と同じが嫌」という性格もあり、中高ではハンドボール、大学でインラインホッケーに熱中。今も、2年前に入ったアイスホッケーのチームで汗を流す。「運動は学生ぶり。いろんな業種の人と出会えておもしろい」

 ○…イチゴ栽培を始めた当初は、肥料が行き渡らなくなくなるハプニングにも見舞われた。「失敗しても自分にしか返ってこない。まずは1年やってみないと」と試行錯誤が続く。一緒に歩んできた母親と妻の存在も大きな支えになっている。5歳と7歳の息子たちには 「農業を継がせるつもりはない」ときっぱり。「選択肢の一つとして選んでもらえるような仕事にはしていきたい」。誇れる農園を目指し、独自の道を切り開く。

「バンバンなら私もいける!」

【新台入替】5月7日㈫「スマスロ交響詩篇エウレカセブン4」 ブラッサム・ポラリスで

http://www.prime777.co.jp/

<PR>

多摩区・麻生区版の人物風土記最新6

高橋 宏和さん

川崎郷土・市民劇『百年への贈り物ー川崎市誕生ものがたりー』で主役を演じる

高橋 宏和さん

多摩区在住 52歳

5月3日

平本 一雄さん

麻生区のまちづくりを書籍でまとめ、東京都市大学名誉教授を務める

平本 一雄さん

麻生区金程在住 79歳

4月26日

菅 健司(すが けんじ)さん

第43代多摩警察署署長に3月19日付で就任した

菅 健司(すが けんじ)さん

多摩区在住 58歳

4月19日

佐藤 直樹さん

24代目の多摩区長に4月1日付で就任した

佐藤 直樹さん

宮前区在住 57歳

4月12日

粂田 真理さん

3月から百合丘で「朝ごはん食堂プロジェクト」を始動させた

粂田 真理さん

麻生区片平在住 66歳

4月5日

駒橋 弘雄さん

川崎市多摩スポーツセンターの館長に着任した

駒橋 弘雄さん

菅北浦在勤 47歳

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook