枡形中学校創立40周年記念実行委員会の実行委員長を務めた 大石 千明さん 生田在住 60歳
「祭りの心」で、輪広げ
○…息子３人はみんな「枡中」の卒業生。三男が２年生だった10年前に第22代ＰＴＡ会長を務め、創立30周年の実行委員会の一員として活動。今回は実行委員長としてメンバーをまとめ、今春には地元関係者を学校に招いて意見交換会を開いた。「次の50周年に向けた道しるべとして、きちんと履歴を残す必要がある。お祝いは華々しく、節度ある記念行事にしようと心がけた」
○…30歳のころ、東京暮らしから生田へ。妻は生田中、妻の弟が枡中出身だ。「地元出身じゃないから」と、どこか遠慮があったが、登戸の地主さんとの出会いを機に、餅つきや夏祭りなど地域行事に参加するように。神輿かつぎは物心ついたころからのめり込み、都内数カ所を毎年回るほど。今も一部で、脈々と交流は続いている。
○…三男が少年サッカー・中野島ＦＣに入団した縁で、競技は未経験だったがコーチを任され、10年以上続けている。「サッカーもＰＴＡも子どもがお世話になったので、恩返しの気持ちが大きい」。ここ十数年、土日はサッカー漬けだった時期も。枡中に足を運ぶ機会は少なく、ＰＴＡ役員のＯＢ会「青陵会」にもあまり参加できていなかった。40周年が近づくにつれて枡中との接点が増え、その魅力や結束力を改めて体感している。「先輩たちが築き上げてきた伝統の一つ、体育祭は特にパワーを感じる。新しいことを取り入れながらチャレンジし続けて、よき伝統は継承していけたら」
○…40周年記念式典と祝賀会は11月10日、無事にお開きを迎えた。「これから枡中の卒業生が親になれば、同窓会やＰＴＡに参加する機会もある。卒業生が気軽に遊びに来られるような学校になればうれしい」。愛校心を次世代に受け継ぐ。
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