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多摩区版 公開:2021年3月19日 エリアトップへ

第24回岡本太郎現代芸術賞で「岡本敏子賞」を受賞した モリソン 小林さん(本名:小林江樹) 高津区在住 51歳

公開:2021年3月19日

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「枠」超え、自然と生きる

 ○…太さの異なる500本近い棒状の鋼材や鉄の薄板を使い、5メートル四方の展示空間いっぱいに広がる植物を制作。シダやアサガオたちが、額縁で表現した「枠」を飛び出して大地に根を伸ばす。額縁一つに植物を納めた前回作品を、2度目で超えるというストーリーで挑んだ今回。憧れの芸術家の名を冠した公募展で、夢を叶えた。

 ○…生まれは東京。後に考古学者として大学教授になる兄に影響を受けて育った。哲学書を勧められ、偶然手にした岡本太郎の本に熱中。「作品や写真だけじゃなく、言葉がすごい」。インテリアデザイナーを志し美大で学び、内装会社を経て、家具や雑貨を手がける「イデー」に転職。海外のデザイナーに囲まれ、制作に携わった。本店の隣は太郎のアトリエ(現岡本太郎記念館)。入社したての20代半ば、岡本太郎美術館に現在展示される椅子の制作に関わり、敏子さんと同じ空間に居合わせたことも。「太郎さんと同じ雰囲気。熱いものを感じた」

 ○…5年ほど同社に勤務し独立。「太郎さんの美術館の近くがいい」と2001年、高津区久地にアトリエを開設した。店舗やギャラリーのデザイン、設計施工を請け負う傍ら、06年ごろから芸術家として創作活動を開始。木彫りに始まり、自然との共生や循環社会をテーマに金属を使った植物制作に没頭。「生き抜くためには、いろんなことができて引き出しが多い方がいい」。変化への対応力をのぞかせる。

 ○…高山植物の保護団体に所属し、ごみ拾いにも従事。北アルプスや尾瀬、丹沢など野山に足を運んでは写真撮影や写生を重ねる。今まで作った植物はざっと500種。「学術的な標本として貴重な資料になるかも」。命を注ぐように、愛情と情熱を傾け続ける。

「バンバンなら私もいける!」

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