神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2022年6月17日 エリアトップへ

「長尾の里あじさい寺」として知られる妙楽寺で第25世住職を務める 溝江 光運さん 長尾在住 81歳

スポーツ

公開:2022年6月17日

  • X
  • LINE
  • hatena

花と共に、思い継ぐ

 ○...江戸時代初期に創建された妙楽寺。父親が半世紀前に植え始めたアジサイを継承し、いつしか千株の名所に。「知らないうちに『あじさい寺』が定着してしまった」と笑う。毎年手入れを欠かさず、今年も30株以上を植え替えた。剪定は植木屋の力を借りる。「おいでいただいた方に気持ちよく帰ってもらいたい」。週末のあじさいまつりに思いを寄せる。

 ○...7人きょうだいの長男。終戦の5歳までは「つつじ寺」として有名な等覚院(宮前区)で過ごし、妙楽寺へ。大学卒業後、川崎市役所に入庁した。土木関係から教育委員会へ移ると、市美術展に第1回から携わり、著名な芸術家とふれあった。高津区役所を経て1979年、先代の跡を継ぎ家業一本に。住職としての転機は93年、檀家から鐘と鐘楼堂の寄付を受けた。以来30年近く、春夏秋冬毎朝6時、お経を上げて鐘をつく。除夜の鐘も恒例行事になった。「鐘のおかげで、坊さんの端くれの仲間入りができた」と目を細める。

 ○...1男3女に恵まれ、母校・稲田小PTA副会長や長尾小PTA会長を歴任。罪を犯した人の更生を支える保護司も28年間務めた。70代は多摩区保護司会の初代会長や、天台宗のおよそ100カ寺が属する神奈川教区宗務所長として忙しく活動。今は「寺の住職だけ」と、穏やかな日々を過ごす。妻と各地の雪見露天風呂に足を運ぶことが年に一度の楽しみだ。

 ○...アジサイに限らず、お寺としての間口を広げ落語会や写経会にも取り組んできた。「いろんな方に来ていただいて、お寺の雰囲気を感じてほしい。先代も喜んでくれていると思う」。より開放された場を模索しつつ、「跡を継ぐ人間がやってくれるでしょう」とほほ笑む。きょうも、鐘の音に心を込める。

「バンバンなら私もいける!」

【新台入替】5月7日㈫「スマスロ交響詩篇エウレカセブン4」 ブラッサム・ポラリスで

http://www.prime777.co.jp/

<PR>

多摩区・麻生区版の人物風土記最新6

高橋 宏和さん

川崎郷土・市民劇『百年への贈り物ー川崎市誕生ものがたりー』で主役を演じる

高橋 宏和さん

多摩区在住 52歳

5月3日

平本 一雄さん

麻生区のまちづくりを書籍でまとめ、東京都市大学名誉教授を務める

平本 一雄さん

麻生区金程在住 79歳

4月26日

菅 健司(すが けんじ)さん

第43代多摩警察署署長に3月19日付で就任した

菅 健司(すが けんじ)さん

多摩区在住 58歳

4月19日

佐藤 直樹さん

24代目の多摩区長に4月1日付で就任した

佐藤 直樹さん

宮前区在住 57歳

4月12日

粂田 真理さん

3月から百合丘で「朝ごはん食堂プロジェクト」を始動させた

粂田 真理さん

麻生区片平在住 66歳

4月5日

駒橋 弘雄さん

川崎市多摩スポーツセンターの館長に着任した

駒橋 弘雄さん

菅北浦在勤 47歳

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook