神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2023年7月28日 エリアトップへ

ヒートアップ ベトナムでプロレス披露 日本文化伝え交流も

スポーツ

公開:2023年7月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
フィナーレで拳を突き上げる選手たち=同団体提供
フィナーレで拳を突き上げる選手たち=同団体提供

 多摩区を拠点に活動するプロレス団体「ヒートアップ」は、ベトナムのダナン市で7月13日から16日まで行われた「ダナン市日越文化交流フェスティバル」に参加し、プロレスの試合を披露して現地の人たちと交流した。代表のTAMURA選手は「プロレスを通じて、勇気や希望を届けられた。今後も交流していきたい」と思いを話した。

  同フェスは、ダナン市人民委員会と在ダナン日本国総領事館が共催して行われており、今年で8回目。日越外交関係樹立50周年認定事業でもある。伝統的な茶道や生け花、書道のイベントなどで日本文化が紹介されたほか、メイン会場内には、日本企業の紹介ブースや文化体験コーナーなどが数多く並んだ。

友好使節に認定

 同団体がベトナムで試合を実施したのは今回が初めて。元道場生がダナン市在住で、「日本のプロレスをベトナム人にも見てもらいたい」との思いから参加を呼びかけたのがきっかけだ。川崎港は、ダナン港と1994年に友好港として調印を結んでおり、関わりが深く、交流も盛んという背景もある。日本を出発する前の7月11日には、「かわさき国際友好使節」の認定式が川崎市役所で行われ、TAMURA選手が福田紀彦市長から認定証を手渡された。

中学生レスラーも

 同団体の選手やスタッフ10人は14日にダナン市に到着。15日と16日に全7試合を行った。ベトナム人プロレスラーも交え「日本×ベトナム国交50周年記念試合」と銘打った試合も。参戦した宮前区の野川中学校に通う中学生プロレスラー佐藤大地選手は「会場はかなりの盛り上がりを見せた。ベトナム人プロレスラーのファイトスタイルは強かった」と振り返った。生まれつき耳が聞こえない先天性難聴の今井礼夢選手も果敢な戦いを繰り広げた。母親で、ダンス&ボーカルグループ「SPEED」の元メンバー・今井絵里子さんも応援に駆け付けた。

社会貢献続ける

 「プロレスで社会貢献」を理念に掲げる同団体。帰国した17日には、市内の児童養護施設と障害者施設を訪問し、同団体が実施する「折り紙プロジェクト」を通じてファンから寄せられた折り紙を2施設に寄付した。また、プロレスのデモンストレーションも行った。児童養護施設の子どもたちはほとんどがプロレスを見るのが初めて。佐藤選手は「徐々に盛り上がった。子どもたちは、フレンドリーで交流できた」と笑顔を見せた。「ダナンが好き」と書かれたTシャツを現地で購入したTAMURA選手は「ベトナムでプロレス文化を広げ、社会貢献を今後もしたい」と抱負を語った。

ダナン愛を語るTAMURA選手
ダナン愛を語るTAMURA選手

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

走る風景 未来へつなぐ

新百合ヶ丘鉄道模型クラブ

走る風景 未来へつなぐ

楽しく20年 地域にも展開 

5月31日

定員充足率 依然達せず

多摩と麻生両消防団

定員充足率 依然達せず

高齢化が課題 PR模索 

5月31日

バウンドテニスで日本一

多摩区在住高橋敏子さん

バウンドテニスで日本一

初優勝 幅広い戦術が奏功

5月24日

東芝が川崎に本社を集約

東芝が川崎に本社を集約

市長「連携さらに進化」

5月24日

共同参画の意識に変化

すくらむ21

共同参画の意識に変化

アンケート結果を発表

5月17日

「第4期」の5年で半減

川崎市

「第4期」の5年で半減

ホームレスの支援計画

5月17日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月31日0:00更新

  • 5月24日0:00更新

  • 5月17日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月31日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook