12月3日に多摩市民館で「第1回たま音楽祭」を開く実行委員長の 加藤 由美子さん 菅在住 42歳
生の音楽のパワー、伝えたい
○…「自分にできることは音楽を通して何かを伝えること」。区内のプロやアマチュアの音楽家から学生まで様々な人が出演する「第1回たま音楽祭」を企画している。開催に向けて月2回の会議を重ねる毎日。一般市民の団体からも参加を募り、区内でも屈指の規模を誇る音楽祭をめざす。実行委員は社会人ボランティアや区内の大学生ら30人。舵取り役としてメンバーとアイデアを振り絞る。「初めて迎えるたま音楽祭を成功させたい」と意気込む。
○…8年前に初めて音楽イベントを企画した。自身の出産を機に、子どもと一緒に行けるコンサートが少ないと感じ、「じゃあ自分でやっちゃえ、と勢いで始めたのがきっかけ」。区内の保育園や幼稚園を中心にコンサートを企画し、生演奏の音楽を子育て中の家庭にとっても身近な存在にした。地道に続けてきた活動が周囲に評価され、今回の大役に就いた。「今はとても充実している」
○…7月に区役所でプロの演奏家を招いて開かれたアトリウムコンサートの運営にも携わった。「楽しみにしてくれている方も多い」と嬉しそう。その一方、「プロの演奏を聞く場はたくさんある。区民グループの演奏を聞く場も設けたい」と感じていた。音楽祭では区内のスクールバンドや高校生にも出演してもらう計画だ。多摩区と麻生区に住む音楽家にユニットを組んでもらい、出演者同士も楽しめるように工夫を凝らす。「楽しめる音楽祭になるはず」と目を輝かせる。
○…自身は20人ほどの生徒を抱えるピアノの講師。音楽大学在学中、一時体調を崩してピアノを弾けない時期を経験したことがある。体調が回復しピアノに向きあったとき「自分なりの演奏方法があってもいいと思ったら楽になれた」という。単にピアノの講師という枠を超えて、迷っている人の背中を押す役割になりたいと思っている。「生の音楽にはパワーがある。それを伝えたい」
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