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多摩区版 公開:2011年12月2日 エリアトップへ

お産環境の改善を目指すお母さんグループ「クローバーの会」代表 吉田 美穂子さん 登戸在住 38歳

公開:2011年12月2日

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産む選択肢に多様性を

 ○…「一昨年までは区内に6件あったお産できる施設が、来年には3件まで減ってしまいます」。助産所や大病院、産婦人科医院などお産できる場所の選択肢を守ろうと活動に取り組む。出産を取り巻く環境を知ってもらおうと、妊娠中の女性や子育て中の母親を集めて勉強会を定期的に開いている。会員は40人。「出産の選択肢はたくさんあってもいいはず。産み方ぐらい自分で選びたい」

 ○…今では区内で唯一の助産所、稲田助産院で3人の子どもを出産した。活動のきっかけは同助産院の嘱託医探し。医療法改正で緊急搬送先の嘱託病院を確保しなければならないが、同助産院では嘱託医の体調不良で契約を終了せざるを得なくなった。そこに待ち受けていたのが嘱託医探しの壁。16施設に依頼し、ようやく契約を結べたのが立川市の産婦人科病院。こうしたお産環境を取り巻く厳しい実態の改善を訴えている。

 ○…「川崎は妊婦搬送時間が全国ワースト1。他都市は搬送時間を短くする工夫をしている。川崎も改善できるはず」。調べてみると、川崎市の問題が浮かび上がった。「なぜ、政令市は分娩を大病院に集約するのか。地元のお産場所を最大限生かすべき」と訴え、昨年、5千人以上の署名と合わせて請願書を市議会に提出した。「助産所がなくても病院があれば出産できる。しかし、助産所ならではの良さもある」。

 ○…出産前は仕事中心の生活だった。子育ても仕事のようにこなさなくてはという焦りがあった。そんなときに、「子どもの相手で1日中何もできなくてもいいじゃない」とアドバイスしてくれたのが助産所。それで楽になった。「今は子育てが楽しくてしかたない。仕事をしていた頃よりずっと世界が広がった」。出産や子育ての楽しさを多くの人に伝えていくのが役割だと考えている。「仕事なら他の人でも代理ができるけど、お母さんは自分にしかできないんです」
 

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