文部科学大臣から今月13日、優良公民館表彰を受けた多摩市民館の館長の 夏井 美幸さん 幸区在住 58歳
コミュニティづくりが使命
○…子育て支援や障害者への理解、地域の教育力の向上といった事業を通じて、市民とともに人材の育成や世代間交流などに取り組んできた多摩市民館の実績や姿勢が評価された。その舵取り役がこの人だ。2010年に館長に就任し、イベントの開催や各種事業の実施などに尽力してきた。「市民と行政が一体となっての事業展開で受賞できたと思っている。区民の皆さんに感謝したい」
○…市民館の仕事の面白さは、市民からの反応を直接感じることができること。市民のニーズを探り、それに合った講座の企画を立てるのも仕事のひとつ。「講座の中で仲間ができる雰囲気がある。そんな様子を見るとやってよかったと思う」。講座をきっかけに趣味のサークルや市民活動団体を立ち上げるケースも少なくない。「子育て中のお母さんは家にこもりがちな面もある。ぜひ参加して楽しい子育てができると知ってほしい」とも訴える。
○…父が町会長、母がPTA役員という家庭で育った。自然と「地域の人の役に立ちたい」という思いが強くなり、市役所勤めという進路を選んだ。視聴覚教育の分野で20年働いた。授業の教材で使う映像の編集も行った。「出来上がった映像から、子どもたちが何かを感じ取ってもらえると考えると楽しかった」。機会は少ないが、市民と直接ふれあう機会があるとうれしかった。10年ほど前に市民館の担当になってからは、より多く市民と接することになった。
○…これからの目標は、各地で地域に密接な事業を展開すること。「市民館だけでは限界がある。市民に事業のノウハウを知ってもらい、市民が新しい事業を各地で展開できるようになるのが理想」と話す。そこから地域コミュニティをいか生むかが鍵だ。「震災など、いざというとき、外国人や高齢者、障害者にとってコミュニティがあることが役に立つ。市民館がそのきっかけになれれば」
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