多摩区版 掲載号:2013年6月14日号
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劇団民藝の舞台「無欲の人」で主演を務める 千葉 茂則さん 市内在住 58歳

「生きる」問う舞台に挑む

 ○…目立つことを嫌い、他人と争うことを好まずひたすら「いのち」を見つめ続けた洋画家・熊谷守一の生涯を描いた戯曲「無欲の人」で主演を務める。猫や蟻、鳥や蝶などの小さな生命を描き続けた画家の自由で無欲な生涯に自身との共通点を見出しながら、稽古に挑む日々が続いている。「守一の生涯は我々に生きるということの意味を問いかけてくる。今の時代、色々なことを感じてくださる方が多いのではないかと考えている」

 ○…1955年、秋田市生まれ。幼少期を東京都で過ごした。工業高校に進学し、高校2年生の春休みに俳優を志した。きっかけは、授業の一環で舞台を見たこと。劇作家・故大橋喜一氏が手がけた劇団民藝の作品だった。「えも言われぬ魅力を感じ、心が動いた。それまで就職という2文字しか意識していなかった頭に、ああ、こういう道もあるのかと。それだけ感動したということなんだろうと思う」。以来、一筋に舞台と向き合ってきた。

 ○…今春に新百合ヶ丘で行われた川崎・しんゆり芸術祭「アルテリッカしんゆり」で、劇団民藝公演『カミサマの恋』の舞台に立った。地元での舞台に、温かいものを感じた。「麻生区内にある稽古場で稽古を重ねてきた。地域の皆さんには見守っていただいているという思いが強い」と、地域に根付いた劇団に身を置く幸せをかみ締める。

 ○…50歳を過ぎた頃から、自分自身の鍛錬にもまして、後進の成長にも目が向くようになった。「偉大な先輩方の影響もあると思う。大先輩たちは皆、成熟するほど、若い後進の目線まで降りてきて会話して下さる。そういう姿を見て、自分もいつかそのようになれたらと思えた。自分が自分がと、どこか気負っていた若い頃から比べれば、肩の力がよい具合に抜けてきたというか」。力を抜いて、自然体で―。超俗の画家の半生にそっと自分自身を重ね合わせる。
 

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