多摩区版 掲載号:2014年12月12日号 エリアトップへ

11月22日にオープンした商業施設「グランツリー武蔵小杉」の所長を務める 永澤 孝典さん 宿河原在住 60歳

掲載号:2014年12月12日号

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感謝込め集大成で臨む「愛」

 ○…「ようやくここまで漕ぎつけた」。(株)イトーヨーカ堂初のプロジェクトで陣頭指揮を執り2年半、21日のプレオープンは開店前5000人が並び、22日から3日間で約32万人が訪れた。「予想以上。本当に受け入れてもらえるか不安もあったけど、お客様の笑顔を見てひとまずホッとした」と微笑む。施設のテーマは愛。「地元の方やファミリーにも愛される施設を作っていきたい」と抱負を語る。

 ○…学生時代に伊勢丹でアルバイトをするなど洋服好きで、流通業に関心もありイトーヨーカ堂に入社。初めて配属されたのは紳士衣料売場で「当時から礼儀を重んじる会社だった」と振り返る。その後、海外などでバイヤーを務める商品部、アリオなどテナントの開発部、新店舗の運営等を任され、各部署で責任者としても手腕を振るった。だからこそ抜擢されたであろう今回の大プロジェクト。今まで取引のない企業の誘致や施設のレイアウトなどゼロベースからのプラン立てに苦労も多かったが「私の勤めの集大成。お世話になったお客様と会社へ恩返しの思いも込め、全力投球で」と眼差しは熱い。

 ○…札幌で生まれ、大学の時に上京。川崎に住んで34年、2人の子どもは所帯を持ち、「最近、長男夫婦には孫も誕生してね」と喜ぶ。これまで家庭を支えてきた夫人には「感謝の一言。海外出張しても文句一つ言わず、子育ても頑張ってくれた」。それだけに休日の外出先や外食の選択は全て夫人優先。「自分の洋服選びだけは譲れないけどね」

 ○…施設の屋上にあるガーデンの花壇は地元の園児に依頼し、エントランスにある折鶴で作られた木は地域の人の協力も得た。「地域との繋がりを大切にしたい。だから、改善すべき部分があればぜひお声を頂きたい」。全ては愛される施設のために―。「いずれリタイアして、孫が大きくなった時、地域に愛されているこの施設の屋上のガーデンで遊ぶことが夢かな」
 

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