多摩区ＰＴＡ協議会で2018年度の会長を務める 上水 俊哉さん 登戸新町在住 49歳
大らかに、皆を思う
○…区内の市立小学校14校、中学校７校のＰＴＡが所属する「多摩区ＰＴＡ協議会」の会長に就いて約３カ月。「７月までは忙しくてあっという間だったけど、充実している。役員も皆しっかりしていて、前向きな感じで心強い」と明るく語る。区全体を見る立場として他団体との関わりも多く、役割を模索する日々。「各校と連携することが一番。困りごとも、間に立って向き合いたい」
○…中３の娘、小５の息子を持つ父。保育園のイベントはほとんど出席し、送り迎えもするうち親同士のつながりが増えた。登戸小で息子が２年生の時、声がかかりＰＴＡの副会長に。「なんでも断れない性格。嫌いではないから、身を任せて」と笑う。昨年度は同会長として奔走。「学校も、お母さんやお父さんも協力的で。子どもたちのことを考えるのは楽しい」
○…３歳から多摩区で育ち、東生田小、枡形中、生田東高と地元で過ごした。真福寺周辺では「缶蹴りや『ドロケイ』を毎日やっていた」と懐かしむ。ゼネコンや不動産会社に勤めた後、登戸で独立して17年目。仕事では自転車で近所を回ることが多く、子どもから声をかけられることも。「息子の名前で『要パパだ！』って言われたり。ＰＴＡで顔見知りが増えた」。娘が通うカリタス学園のことは共働きの妻が担当と、役割分担もばっちりだ。
○…「元々なんでも受け入れるタイプ。話を聞くのは大事だし、自分も思ったことは言うようにしている」。そんな「仲介役」的部分は息子も似ているのだとか。数年学校と関わる中で、不登校などの現状も目の当たりにしてきた。「何かできないかなと考えるけれど難しいところ。先生や子どもが、遠慮しないで話せる雰囲気づくりができたら」。広い心で、この１年を駆け抜けていく。
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