多摩区版 掲載号:2020年1月17日号 エリアトップへ

多摩防火協会の会長として、啓発活動に取り組む 岸井 洋一さん 南生田在住 76歳

掲載号:2020年1月17日号

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「人のため」思い継ぎ

 ○…区民の防火意識向上を目指し、協会を率いて3年ほど。火災予防運動として区役所近隣で行っていた防火パレードは、大勢の人が集う区民祭に場を移すなど、時勢に合った啓発を続ける。会員は約470人。近年の火災は減少傾向にある一方、災害への備えに考えを巡らす。「昔よりご近所付き合いが少ない。消防協力団体の連携を一層深め、一人ひとりに声を掛け合う年にしたい」

 ○…長沢地区で農業を代々営んできた岸井家の9代目。父・富蔵さんは自らの土地を提供して地元の道路開通に貢献し、伊勢湾台風で荒れ果てた農地に梅園を開くなど、先見の明に長けた人だった。「いい意味で厳しい父。人に迷惑をかけてはいけないと教わった」。その背中を追い、2代目「梅博士」として約130本の木を守る。梅園を地域の催しに活用したり、大学生と商品づくりをしたりと輪を広げる。

 ○…少年時代を「やんちゃな子ども」と振り返りながらも、5歳のころに母親を亡くし、3人の弟妹の面倒を見ていた。「朝起きたら農作業に出ている祖父母と父に弁当を届けて、戻ったら弟妹にご飯を食べさせて」。そんな経験から「今も掃除、洗濯、飯づくりは苦にならない」と、介護の必要な妻を支える。一男一女に恵まれ、かわいい2人の孫に目尻を下げる優しいおじいちゃんだ。

 ○…若いころの消防団やPTAに始まり、自治会、警察署協議会ほか各団体に関わってきた。地元で会長を務める平瀬川長沢流域協議会では、進行する川の改修整備に注視。散策路や広場の設置に加え、「川の水を消防の放水に使えるように整備したい」とまちの安全を思う。「世のため人のため、家族のため。まだまだ頑張らないと」。先人に思いをはせ、これからの地域と向き合う。

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