多摩市民館で先日行われた一輪車の公演「エスプレッシーヴォ」の出演者リーダー 吉澤千春さん 中野島在住 30歳
一輪車の未来を担う
○…「2日目は理想に近い演技ができました」。日本でもおそらく唯一の一輪車による公演「エスプレッシーヴォ」。川崎は全国でもレベルが高く、公演では各チームのエースが集った。手探りの状態からスタートした公演は今回で3回目。「舞台でのプレッシャーが出演者を育てる」。確かな手応えを感じている。
○…東日本大震災を受け、一時は開催が危ぶまれた。練習を再開できたのは4月中旬から。すでに公演は1ヵ月半後に迫っていた。「実際に公演が決定したのはゴールデンウィーク前後。それまでの間は可能性を信じて練習しました」。出演者リーダーとして、練習後も夜中までスケジュール調整をこなした。いずれは川崎だけではなく、他の全国の都市でも公演したいと考えている。
○…一輪車を始めたのは小学校2年生のとき。家の倉庫で父の一輪車を見つけたのがきっかけだ。練習は厳しかったが「一輪車を辞めたいと思ったことは一度もない」。小学5年生のときに全日本大会に出場、6年生のときには国際大会出場を果たした。「週に3回から5回は練習しないと身体がついていきません。久しぶりに乗るとその違いに気づくほど」。自身も指導や自分の練習のため、週に5日は必ず乗るという。乗り続けるためにはそれだけの情熱が必要になる。練習時間を確保するために仕事を辞めたこともあった。
○…鮮やかな演技で数々のタイトルを獲得してきた。憧れの舞台であるシルク・ドゥ・ソレイユでこれまでに3回演じた。最近では一輪車がブームになっている韓国へ指導に行くことも。「一輪車の世界は、競技人口が少ないこともあり、まだまだ発展していく余地があります」。最近では海外で自分をためしてみたいという気持ちが強くなっている。「たとえ成功できなくても、後悔することはないはずです」。一輪車が描く軌跡と自分の将来が重なる未来を信じている。
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