今年4月に川崎市多摩老人福祉センターの所長に就任した 小野寺 久さん 大和市在住 52歳
「思いやりが一番大事」
○…地域の高齢者にとって健康の増進や教養の向上に大きな役割を果たしているのが川崎市多摩老人福祉センター(中野島5の2の30)。カラオケや体操教室、学習講座などを開催し、地域の憩いの場所ともいえる。今年度から利用者の要望を受けて新講座を設け、人気講座の回数を増やした。「利用者の方から年齢を重ねても健康的で知的に暮らしたいという熱意を感じる。学びたいという声に応えていきたい」。今年4月に所長に就任して以来、奔走する日が続く。
○…同センターを運営する社会福祉法人川崎市社会福祉事業団には立ち上げ時から所属している。これまで老人ホームで利用者と直接触れ合う「現場」にいたため、管理者としての役職に就くのは初めて。所長になっても現場に足を運びたいと、併設されたデイサービスのお迎えとお見送りを日課としている。「利用者さんが笑顔で喜んでいる姿を見ると癒される。人間は一人で生きていない。家族以外の人とのコミュニケーションもすごく大切」
○…幼いころ病弱だったため、自然と人の世話をする仕事が目に付いた。ボランティア活動に熱心だった母の影響で、福祉系の大学に進学。在学中に知的障害者の外出プログラムの企画・実行に取り組んだ。男性更衣室での着替えや力仕事など、障害児の母親が付き添えない部分を手伝ううちに自分の選んだ進路に手ごたえを感じた。「本人や家族から求められることが嬉しかった」
○…「生きていくうえで思いやりが一番大事」と信念を語る。これまでの仕事を通じて感じた「地域とつながる大切さ」を自身も体現しようと、休日は少年野球チームのコーチを務めている。「小さい子との触れ合いもすごく楽しい」と笑顔。同センターも、さらに地域に密着した存在を目指す。「このセンターが、散歩や買い物に行くように気軽な感覚で立ち寄れる身近な施設でありたい」
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4月26日
4月19日